「テセウスの船」日曜劇場
2020年1月スタート・毎週日曜日夜21:00~/TBSドラマ
ドラマは、東元俊哉さんの同名タイトルの漫画が原作となっています。
主人公・田村心を演じるのは、竹内涼真さんです~♬
この物語は、北海道の音臼村で起きた小学校の事件をキッカケに、田村心の父が逮捕されることになり、心の運命が一変していきます。
父の冤罪をはらしたい心が、タイムスリップしたことで、未来の流れが変わっていく、「ヒューマン・ミステリー」ドラマ。
今回は、音臼小学校の先生・石坂秀夫役で登場する、笹野高史さんについて、お伝えします(*^^*)
笹野高史プロフィール
10月13日スタート新日曜ドラマ「ニッポンノワール―刑事Yの反乱―」で猛獣刑事に杉本哲太、癒し系マスターに笹野高史が決定!! https://t.co/NhOT60WlXh #杉本哲太 #笹野高史 #NNY
— 【公式】ニッポンノワール-刑事Yの反乱-10月13日(日)スタート (@NNY_ntv) 2019年9月25日
・本名:笹野 高史(ささの たかし)
・生年月日:1948年6月22日(2019年現在、71歳)
・出生地:兵庫県津名郡多賀村(現:淡路市多賀)
・血液型:O型
・活動期間:1972年~
・配偶者:あり
・特技:大阪弁・トランペット
・著名な家族 ささの翔太(長男)
ささの友間(次男)
ささの堅太(三男)
ささの貴斗(四男)
・所属事務所 グランパパプロダクション
笹野高史さんは、コミカル、シリアス、真面目、堅物と、どのような役柄でも独特の演技力を見せる、味わい深い俳優さんですね~。
時代劇には欠かせない存在ですし、最近ではバラエティ番組に出演されることもあり、飾らない親しみやすさが魅力となっています。
そんな笹野さんは、兵庫県淡路島の造り酒屋「東洋長」に、4人兄弟の末っ子として産まれています。
「笹野のぼん」と呼ばれるほど、裕福な家庭でしたが、3歳の時に父を、11歳の時には、お母さんを病気で亡くしてしまいます。
笹野さんは、お母さんが生きていた頃、映画が大好きで、幼い時からよく観に連れて行ってもらって、夢中だったそうです。
中学生になり、その映画の中の人が「映画俳優」という職業であることを知ると、やってみたいと思うようになったんです。
ただ、当時の映画俳優は、顔はモチロンのこと、足が長く、イケメンのかっこいい人がなるという時代背景から、
「俺なんかが映画俳優になるなんていったらきっと笑われる。」と、自分の容姿に自信が持てずにいたのですが、
1961年に、NHKのバラエティ番組「夢であいましょう」が放送を開始!
番組に出演された渥美清さんが、瞬く間に人気者となられたのを、笹野さんは目の当たりにします。
「あんな四角い顔で細い目でね、もう世の二枚目スターたちとは全然違うタイプ、 ひょっとしたら俺でもイケるんじゃないか?」
そう思い、笹野さんは、渥美さんに憧れるようになられたのでした。
笹野さんは、大学在学中に、劇団「自由劇場」にスタッフとして入団されるも、大学を約1年半で中退されています。
その後は、お兄さんの紹介で、船会社に就職して船乗りになると、海外の港を行き来する生活が気に入り、船乗りとして安定した生活を送っていました。
しかし、そんなある日、たまたまテレビで、「東大安田講堂事件」(学生紛争)のニュースを見てから、再び俳優への情熱が目覚めたそうで、
劇団「自由劇場」の主宰者・串田和美さんに連絡を取って、劇団「自由劇場」に復帰。
そして1972年に「ヴォイツェ」で初舞台を踏まれたのでした。
以降は映画やドラマに出演されるのですが、どれも、店員役など端役ばかり。
笹野さんは、どんな役も器用にこなすものの、個性が乏しくて、今ひとつパッとせず、同世代の俳優仲間が、次々とテレビ・映画・舞台で大きな役を射止め、華々しく活躍する中、コツコツと地道に活動を続けていたのです。
そんな中、渥美清さんとの出合いがありました。
https://laddssi.com/archives/14445
ワンシーン役者のキッカケとは?
男はつらいよ幸せの青い鳥…マドンナの結婚相手を探す為に区役所の結婚相談室に寅次郎と源公がやってくる。ここだけは面白い。寅次郎と源公の相手をする職員が笹野高史で珍妙なやり取りが面白い。笹野高史は渥美清の信頼も厚く後半の寅さんによく出てくる。 pic.twitter.com/CunFIXwYuv
— 鮫順 (@tensame) 2018年8月30日
笹野高史さんは、山田洋次監督作品の常連でもあります。
山田洋次監督の作品といえば「男はつらいよ」、渥美清さん主演の、寅さんシリーズですね~
笹野さんが常連となったキッカケですが、渥美清さんが、笹野さんの才能をいち早く見抜いて、寅さんシリーズへの出演を、監督さんに推薦されていたそうです。
この時笹野さんは、37歳。
映画「男はつらいよ」の第36作「柴又より愛をこめて」で、寅さんのテキ屋仲間「下田の長八」役として、ワンシーンながら出演することになり、ついに憧れの渥美清さんと共演となりました。
以降は「男はつらいよ」シリーズでの、ワンシーン出演が定番となったのでした。
そんな笹野さんには、師と仰ぐ渥美さんからかけられた、忘れられない言葉があるそうです。
「男はつらいよ」で、ワンシーンのみの出演だった、笹野さん。
ロケ地に3時間かけて行かれるも、撮影はたったの30分だけ、ということがあったそうで、帰り際に渥美さんに挨拶をすると、渥美さんから、
「帰るの?いいねえ~ロケにスッと来て、シュッと帰って行く。オレもそうなりたかった!」と、言われたのです。
最初、笹野さんはその言葉の意味が分からず、「なんであんなこと言ったんだろう?」と、ずっと考え込んでしまったそうですが、
「もっとセリフも喋りたいだろうけど、腐らずに頑張れ、そのうち絶対に芽が出るから。」
と、励ましてくれたのだと、ようやく理解出来たそうです。
それ以来、笹野さんは、胸を張って「ワンシーン役者」をやってやろうと、決意されたのでした。
渥美さんは、親子ともいえるほどの年齢差の笹野さんを可愛がっていて、柄本明さんを交えて、3人でよくお芝居を観に行き、帰りにご飯をごちそうになる、ということを、しょっちゅうされるような間柄になっていたのでした。
渥美清さんは、芸能界で友達をつくることはなく、笹野さんと柄本さんが唯一の芸能界で、プライベートな交流があった俳優さんだったようです。
笹野高史さんは、食事に行っても、渥美清さんがレジでお金を払っている姿を一切見たことがなかったんだとか。
そんな渥美さんを、とにかくカッコイイと思い、公私共に師と仰いでいたのだそうです。
おわりに・・・
今回は「テセウスの船【ドラマ】石坂秀夫役は笹野高史で若い頃は?渥美清との仲良しもチェック!」と題してお伝えしました~♬
今回「テセウスの船」で石坂秀夫役は、漫画には出ていない人物なので、ドラマのオリジナルキャラクターとなりそうですね。
「ニッポンノワール」では、賀来賢人さん演じる、遊佐清春の住むビルの1Fで、喫茶店を営む男性・深水喜一を演じていました。
深水さんは元刑事で、遊佐刑事の癒しの存在となる人物として、まさかの黒幕では?と言われていました。
なので、今回のドラマでも、黒幕となっている可能性もありますね。
笹野さんの演じる登場人物が、どれくらい重要な意味合いを持つのか、ドラマが楽しみです(^ー^* )♪

