JR横浜駅周辺で、2020年10月12日午後4時半ごろから「ガス臭い」などという通報が相次ぎました。
消防や警察などが出動して状況を確認しているものの、2021年に入ってもなお原因は分かっていません。
そして横浜だけでなく、神奈川県でも三浦半島を中心に月に1度のペースで何度も異臭騒ぎが起きています。
この記事では関係者の証言に基づき、横浜や神奈川の異臭の原因について異臭を感じた人の声と現場の状況の報告をまとめています。
なお情報は随時、追記・更新されます。
JR横浜駅ガス臭い謎の異臭騒ぎの概要
JR横浜駅など「異臭がする」通報相次ぐ
ガス臭いは怖いなぁ https://t.co/UwA8qjCIV4
— maco (@soccer_life915) October 12, 2020
2020年10月12日午後16時半ころから、JR横浜駅周辺で「ガス臭い」などという通報が相次いでいます。
消防や警察などが出動して状況を確認しているが、現在でも原因は分かっていません。
このためJR横浜駅では安全を確認するため、一時、改札の入場を規制するなどの措置が取られる事態になりました。
こちらのツイッター画像からも緊迫した様子がうかがえます。
横浜駅で、異臭発生一時封鎖 pic.twitter.com/OcvzHMLezY
— ほやっさん. (@kandkandd) October 12, 2020
横浜では、10月1日にも異臭騒ぎが起きており、横浜市と横須賀市で異臭の報告が消防署に複数報告されていたことが明らかになりました。
この時は、消防隊が現場に到着した時には異臭はなくなっており、公には「原因不明」として処理されています。
ただ、横浜市や横須賀市付近の異臭騒ぎは今年に入って4例目となっていて、住民の間で無視できない問題ともなっています。
続いてるなー。
ちょっと気をつけておいてもいいのかもわからんね神奈川の異臭騒ぎ 今度は横浜で…何が?(日本テレビ系(NNN))#Yahooニュースhttps://t.co/aifbfs6Q0z
— 牙修院 (@shinjiro_lc) October 12, 2020
さらに10月14日にも同じく横浜市や横須賀市で異臭の通報が数件寄せられる騒ぎになっています。
横須賀市では消防の職員によって空気が採取され、神奈川県が成分の分析を進めています。
職員が外の空気を専用の機器で採取して、現在、平塚市にある県の「環境科学センター」で成分の分析を行い、結果は、今週中にも判明する見込みだということですが、こんなに直近で何度も異臭騒ぎが続くというのは変ですね。
横浜や神奈川の異臭騒ぎが多い原因は海?地震の前触れ前兆か
2021年時点でも、横浜や神奈川県の異臭の原因については特定されていません。
異臭が確認された時間はおよそ40分間でした。
「タンカーの燃料交換の匂いでは」「ゴミ焼却の匂いでは」などと言った憶測もありますが、定かではありません。
またJR横浜駅付近で不審火や事故が起きた報告もされておらず、異臭のエリアが比較的広範囲であることから、さらなる謎を呼んでいます。
NHKが報じたところによりますと、2020年10月1日の午後6時20分頃、横浜市中区、南区や港南区、戸塚区などで「ゴムが焼けたような臭いがする」などの異臭報告が多数あったとのこと。
またその40分後には横須賀市で「市内でガスくさい臭いがする。」という報告もありました。
現地で横須賀市消防隊が確認したものの、やはり原因はわからなかったといいます。
ネット上でも「ゴムくさい異臭がしてた。 アスファルト工事の臭い?って思ったけど、やたら広範囲だった。」「薬品っぽい匂いに私は感じた。ダンナはペンキ系と言ってた。」といった異臭を感じた人のコメントがありました。
匂いの感じ方はひとによってもまちまちです。
「ゴム」「ペンキ」「薬品」などで例え方も様々ですが、SNSで情報提供する方の中には異臭で気分を悪くした人もいるといい、健康面への心配も軽視できません。
原因が分からないことへの不安からなのか、このところ続いてる異臭騒ぎを大地震の前ぶれだと考えている人も。
神奈川県では、万が一の事態を想定して防災用品を揃える人の割合も増えています。
いつまでもこんな不安な気持ちでいたくないし、早いところ原因を特定してほしいですね。
横浜のガス臭い異臭騒ぎイソペンタンが原因?!
ガス臭い異臭騒ぎの原因が特定できてないことから、市民からの不安の声が多数あがっているので、ぜひ一日も早く原因を特定してほしいと思います。
そんな中横浜市が消防で採取された空気を分析した結果、ガソリンなどに含まれる化学物質が通常の大気中よりも高い濃度で検出されたことがわかりました。
これは10月12日のJR横浜の「ガスのような臭いがする」といった通報が16件相次いだことにより、横浜市保土ケ谷区にある消防の庁舎でも臭いがしたことから職員が外の空気を採取し、市の研究所で成分の分析を行ったものです。
これについて横浜市が10月13日午後5時半から記者会見。
ガソリンなどに含まれるイソペンタンとペンタンが市内の通常の大気と比べて10倍以上の濃度で検出されたほか、ブタンも通常の3倍近い濃度で検出されたことを発表しました。
また木材を燃やした時などに発生するエチレンとアセチレンも通常の2倍以上の濃度で検出されたということで、気になる健康面への影響については、現時点では健康に影響を及ぼすことはないと明らかにしています。
何らかの成分が検出されたことは良かったですが、なぜどうしてこんなものが検出されることになっているのか原因をもっと知りたいところです。
なおこの記事では、今後も異臭の原因が解明されたり、何か分かることがありましたら随時追記していきます。