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OSK日本歌劇団と宝塚の違いについて!ブギウギ梅丸少女歌劇団のモデルから調査

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朝ドラ「ブギウギ」で、幼少期の鈴子が、梅丸少女歌劇団(USK)に入団することに。

梅丸少女歌劇団(USK)のモデルとなっているのは、2023年現在も活動中のOSK日本歌劇団です。

歌劇団というと、「宝塚歌劇団」を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。

どう違うのか、気になりました。

今回は、OSK日本歌劇団と宝塚の違いについて、調査してみました。

 

 

OSK日本歌劇団と宝塚歌劇団の違いについて

梅丸少女歌劇団のモデルとなっている、OSK日本歌劇団は、大阪で生まれた松竹系の歌劇団、となります。

OSK日本歌劇団と宝塚歌劇団の違いですが、

OSKは、少人精鋭でレビューを中心として日本各地で公演を行い、ファンとの距離が近い。

対して、宝塚歌劇団は、規模が大きく専用劇場(宝塚(ムラ)&東京)が強みで、レビューの前に芝居がある、という特徴があります。

OSK日本歌劇団と宝塚の違いを表にしてみました。

OSK日本歌劇団 宝塚歌劇団
学校 OSK日本歌劇団研修所 2年制 宝塚音楽学校 2年制
学校応募資格年齢 15~23歳 15~18歳
入学試験 年3回(一人が受けられるのは年1回) 年1回
入学試験科目 面接なし・朗読・ダンス 面接・歌・バレエ
入団試験 2年生の期末テストが入団試験
不合格だと入団できない
2年生の期末テスト
専用劇場 なし・新橋演舞場、京都南座、地方イベントなど あり・宝塚劇場
活躍の場 小劇場が多いので1年目でも活躍できるが、一人の責任感がある 80人で一つのものを作り上げる責任感がある
組み分け・人数 なし・人数30~40人 あり・各組80人「花組」「月組」「雪組」「星組」「宙組」の5つの組
ファン ブログや写真会サイン会がありファンと距離が近い ブログなし
待遇 社員ではない個人契約の月給制・チケットマージンあり 阪急の社員で月給制。その後はタレント契約で宝塚の別エージェンシーになる
ラインダンス つま先で跳ねるような飛んでいるようなラインダンス 着地と共に足を上げるダイナミックなラインダンス
テーマソング 桜咲く国 すみれの花咲く頃

 

 

ブギウギ梅丸少女歌劇団(USK)のモデルは、OSK日本歌劇団

朝ドラブギウギでは、小学校を卒業する鈴子が、親友・タイ子ちゃんと天神さんのお祭りに行った先で、偶然屋台に飾ってあった梅丸少女歌劇団のブロマイド(写真)を見つけます。

そのブロマイドに写った少女たちの素敵で華やかな表情に魅入られた、鈴子。

タイ子ちゃんに「歌上手いんやからUSK行ったらいいのに」と言われ、鈴子は歌と踊りを仕事にできる学校に行きたいと思い、いう希望を持って入団したのが、梅丸少女歌劇団(USK)です。

そんな梅丸少女歌劇団には、実在のモデル劇団が存在します。

それが、100年もの歴史を持ち、2023年現在も活動中の、OSK日本歌劇団です。

「OSK日本歌劇団」はどんな劇団?

OSK日本歌劇団は当初、1922年(大正11年)に松竹キネマ合同会社(現・松竹株式会社)は大阪に松竹楽劇部を創設しました。

舞踏をメインに少女たちの評判を呼び、後に、宝塚歌劇団、松竹歌劇団(SKD)とともに三大少女歌劇として人気を得ることになります。

ちなみに、OSKとは、Osaka Shochiku Kagekidanの略です。

OSK日本歌劇団の特徴について

OSK日本歌劇団は、レビュー劇団として親しまれてきました。

レビューとは、舞踊・音楽・曲芸・寸劇などを組み合わせた豪華多彩なショーの形式です。

OSK日本歌劇団の大きな特徴としては、こちらの2点が挙げられます。

  1. 春のおどり
    花街の踊り形式を独自に発展させたレビューで大阪の風物詩。
    大阪松竹座での「春のおどり」は途絶えたものの、2004年に復活。
  2. ラインダンス
    高く上がる脚が迫力満点のラインダンスで、劇団の名物に。

OSKのテーマソング「桜咲く国」を歌いながらの、パラソルダンスが特徴です。

画像引用元:https://www.sankei.com/article/20230522-25J7B6MMEFODXK6SVKWIPOFQ5Y/

ファンの方も鑑賞しながら小さいパラソルを持ち、一緒に楽しむんだとか!

画像引用元:http://omoshii.com/interview/6045/

 

その他にも、

  • 外国人にも人気の、日本舞踊をベースにした和物レビュー
  • 地域出身の偉人をテーマにした地域振興コンテンツ
  • OSKの歌やダンスを間近で楽しめるOSKレビューカフェinブルックリンパーラ
  • テーマソングは「桜咲く国」

など、多彩なプログラムやコンテンツをそろえて、多くの人々を魅了しています。

 

OSK日本歌劇団の歴史

OSK日本歌劇団は、100年以上もの歴史がある歌劇団ですが、何度か名前が変わったり、一時は解散に追い込まれたこともありました。

ここからは、OSK日本歌劇団の名称の変遷と、これまでの歴史を年代を見ていきます。

  • 1922年、大阪で松竹楽劇部、誕生
  • 1934年、大阪松竹少女歌劇団(略称 OSSK)に改称
  • 1943年、大阪松竹歌劇団(略称 OSK)に改称
  • 1963年、日本歌劇団(略称 NKD)に改称
  • 1970年、OSK日本歌劇団に改称
  • 1971年、近鉄グループの傘下に。
  • 2002年、近鉄から劇団解散の通達
  • 2003年、解散式
  • 2004年、有志により New OSK日本歌劇団として活動再開
  • 2007年~、OSK日本歌劇団に改称、2023年現在に至る

 

笠置シヅ子さんも所属していた

実は、主人公・鈴子のモデルである笠置シヅ子さんも、松竹楽劇部(現・OSK)に所属していました。

1927年(昭和2年)に、研究生として入団。

そのわずか4か月後の8月に、芸名・三笠静子として少女歌劇に舞台デビュー

その後声楽へと転向します。

「恋のステップ」で歌手デビューすると、その後徐々に人気を博し、芸名「笠置シズ子」に改め、幹部団員として活躍することに。

そして、1938年(昭和13年)には男女混成の松竹楽劇団(SGD)のスカウトを受けて上京。

そこで音楽のパートナー・服部良一さんと出会うことになるのです。

現役OSKスターも出演

朝ドラ「ブギウギ」には、現役でOSK日本歌劇団で活躍する方が出演されてます。

USK・梅丸少女歌劇団で鈴子の先輩となる、橘アオイ役を演じる「翼和希(つばさ かずき)」さんです。

翼和希さんは、2013年にOSK日本歌劇団に入団し、男役として活躍されてます。

 

 

OSK日本歌劇団を観に行く方法について

OSK日本歌劇団を観たくなった方もいるのではないでしょうか。

OSK日本歌劇団公式チケットサイト、もしくはイープラスなどでチケットを購入することで公演を見ることができます。

金額は席種によってバラつきがあります。

又、どうしても現地へ見に行けない方へ、生配信の公演もあります。

気になる方は、↑の公式サイトからチェックしてみてください。

大阪松竹座・京都南座などの公演では、芝居・レビューショーの2本立てが一般的です。

ですが、「たけふ菊人形劇場」での公演は1時間ほどのレビューショーだけの構成もあります。

OSK日本歌劇団を気軽に体験してみたい方は、ぜひレビューショーを一度見てください。

(福井県のたけふ菊人形劇場の公演は、2,000円で観劇可能です。)

 

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