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らんまん朝ドラ万太郎と天狗(坂本龍馬)の出会いは史実通り?

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NHK朝ドラ「らんまん」。

実在の植物学者・牧野富太郎(まきのとみたろう)さんの生涯エピソードをもとに描かれてます。

神木隆之介さん演じる主人公・槙野万太郎(まきの・まんたろう)が

幼少時に「天狗」と出会うシーンがあります。

「天狗」は坂本龍馬(ディーンフジオカさん演)という設定ですが、この出会いは本当にあったのでしょうか?

今回は、万太郎と坂本龍馬(天狗)の出会いが、本当にあった実話なのか?

お伝えします。

 

 

らんまん槙野万太郎と坂本龍馬の出会いとは?

朝ドラで万太郎と天狗(坂本龍馬)が出会うのは、第1週目の回。

土佐の佐川村にある「峰屋」は、銘酒「峰乃月」の蔵元。

峰屋を営む槙野家に、万太郎は生まれます。

実は槙野万太郎は、父や祖父が亡くなっているので若干5歳にして本当の当主です。

そんな万太郎は、もろみの仕込みが終わったことを祝う祝宴が開かれようとするその日、

こっそり抜け出して友達の堀田寛太君の家に向かっていました。

ところが万太郎は生来体が弱く、寛太の家に着いたところで倒れてしまいます。

峰屋に戻り、寝ていた万太郎は分家の大人たちが体の弱い万太郎の陰口を言ってるのを聞いてしまいます。

他の子供と違ってすぐに熱を出してしまう自分の弱さを理解していた万太郎は、

母・ヒサ(広末涼子さん)のもとに行き、「僕は生まれてきてよかったんか?」と、たずねます。

ヒサがなだめてくれたのですが、万太郎はそれでも納得できなくて、外を飛び出して裏山の神社に行きます。

そして「神さんのアホ!!!」と文句を言ってるところに、一人の人物が現れます!

その男性は武者の格好をしていますが「私は天狗だ」と名乗るのです。

天狗は優しく万太郎に問いかけ、万太郎は自分の体が弱いことや、生まれて来なければ良かったと言われたことを打ち明けます。

すると天狗は万太郎を肩ぐるまをして、優しく語ってくれます。

「生まれて来んほうがよかった人は一人もおらんぜよ。

みんな自分だけの務めを持って生まれて来るがやき!おまんは何がしたいがぜ?」

みんな、事をなすために生まれてくるがじゃ!

するとそこへ、数人の武士たちが現れ「坂本さん!」と呼びかけます。

坂本さん?

そうこの天狗の武者は坂本龍馬だったんです。

天狗こと坂本龍馬は万太郎に笑いかけて、去っていきました。

のちに植物学者となる槙野万太郎が、幼いころに出会って大きな影響を受けた人物として坂本龍馬は描かれる、初めてのシーンとなります。

 

 

らんまん槙野万太郎と坂本龍馬の出会いは本当?

「らんまん」第1週で描かれている、坂本龍馬との出会いは本当にあった史実なんでしょうか?

実在でモデルとなる、牧野富太郎さんは1862年に幕末の土佐藩(現在の高知県)で誕生しています。

高知・土佐藩出身の坂本龍馬と出会っている可能性はありません。

もし本当に出会っていたとしたら、日本史の教科書に載るほどの偉人と、植物学者の権威者である人物の重要なエピソードとして後世に語り継がれているはずだからです。

朝ドラ「らんまん」では、万太郎が坂本龍馬と出会ったことで、植物に情熱を向けるきかっけとなっているという展開

今回のドラマの時代設定は、幕末の1867年の3月からスタート。

この時代背景を実際のお2人に照らし合わせると、牧野富太郎さんは5歳。

坂本龍馬はというと、江戸幕府を終えて新しい世を作ろうと各地を駆け回っていた頃です。

1867年1月に土佐藩の後藤象二郎と会談し、これをきっかけに4月に「海援隊」が作られます。

6月ころから薩摩藩と長州藩が武力による討幕を検討し始めるのですが、土佐藩は武力は避けたかったので、坂本龍馬に相談。

坂本龍馬の案のひとつであった大政奉還が受け入れられたことで、10月に政権が朝廷に奉還されることになりました。

しかし、武力で討幕したい者たちから恨みを買ってしまった坂本龍馬。

さらに江戸幕府のなかにも恨みを抱いていた者もいたといわれています。

その後、1967年11月15日。

坂本龍馬は自身の誕生日に滞在中の近江屋で刺客に襲われ、命を落とします。

こんな激動の世を生きていた坂本龍馬が、いくら同じ故郷の土佐にいたとはいえ、

出会うというのは難しかったようです。

ということで、牧野富太郎さんと坂本龍馬さんは史実では出会っておらず、ドラマで出会ったことになるのはあくまでも制作上のフィクションなのでしょう。

 

 

らんまん万太郎と坂本龍馬の出会いは史実?まとめ

今回は「らんまん朝ドラ万太郎と天狗(坂本龍馬)の出会いは史実通り?」と題してお伝えしました。

朝ドラ・らんまん放送日はいつまで?

らんまん朝ドラのロケ地や撮影場所

モデルとなる、植物学者・牧野富太郎さんと坂本龍馬と関係が有ったという史実はありませんでした。

1867年当時、坂本龍馬は暗殺される直前であることも分かりました。

ただもしかしたら、坂本龍馬が土佐藩に戻っていた時に、山の中で少年・牧野富太郎さんと出会っていた可能性が、絶対にゼロじゃないかも??ですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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