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「鎌倉殿の13人」陳和卿(ちんなけい)が実朝の宋船を作ったのは本当?

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「鎌倉殿の13人」11月6日放送・42話で柿澤勇人さん演じる実朝が船を作りたいと言い出します。

この時、造船技術を教えて協力を申し出たのが陳和卿(ちんなけい)という方。

陳和卿(ちんなけい)は実在の人物ですが、本当に当時船を作ったのでしょうか。

今回は、ちんなけいという人物や実朝の船、陳和卿(ちんなけい)を演じる、テイ龍進 (ていりゅうしん)さんについても調査してみました。

 

 

陳和卿(ちんなけい)は実在の人物!東大寺の大仏・大仏殿の再興にも関わっていた

「陳和卿(ちんなけい)」という人物は、焼失した東大寺の大仏、大仏殿の再興に尽力した宋の技術者。

陳和卿の史料は少なく生没年不詳となっています。

鎌倉時代に日本で活動した中国・南宋出身の技術者として知られています。


実は、陳和卿(ちんなけい)は「鎌倉殿の13人」第24話に初登場しています。

東大寺の大仏、大仏殿の再興の最大の支援者は、源頼朝(大泉洋さん)でした。

ところが、上京した源頼朝に対して「頼朝は殺生を重ねた大悪人」として、陳和卿は会うことを拒否しました。

そこから時を重ねての第42話。

柿澤勇人さん演じる、3代目鎌倉殿・源実朝の時代、建保4年(1216年)6月、源仲章(生田斗真さん)が陳和卿(ちんなけい)を鎌倉に連れて来ます。

源仲章は二重スパイ?!最期の姿について

実朝は陳和卿と会ったことをキッカケに宋に渡りたいと願う、壮大な夢を描きます。

そして、陳和卿に巨大船の建造を命じます。

造船は鎌倉御家人の負担があまりにも大きく、当然ながら北条義時ら鎌倉武士らの間では疑問の声が上がります。

この造船計画に関しては、後鳥羽上皇(尾上松也さん)が仕掛けた陰謀として、大河ドラマでは描かれます。

そんな陳和卿は、生没年不詳ですが、実際に南宋の職工として実在した人物です。

平安末期に来日して東大寺大仏の修繕に当たり、後白河法皇も臨席した開眼供養に至っています。

この功績により陳和卿は荘園を賜るのですが、東大寺からの告発により追放されます。

ということで、頼朝との面会拒否は実話なんです。

やがて鎌倉に現れ、実朝に大いなる影響を及ぼすことになります。

 

 

「鎌倉殿の13人」陳和卿(ちんなけい)役はテイ龍進(ていりゅうしん)!wiki経歴プロフィール

ここからは宋の技術者・陳和卿(ちんなけい)を演じる、テイ龍進(ていりゅうしん)さんについて見ていきます。

・本名:鄭龍進 (ていりゅうしん)

・生年月日:1973年1月10日(2022年現在、49歳)

・出身:兵庫県西宮市

・身長・血液型:182㎝・AB型

・特技:テニス(USフロリダ)コンソレトーナメント優勝、料理資格調理師免許

・所属事務所:ディケイド

 

テイ龍進(ていりゅうしん)さんは、台湾人の父と、日本人の母の間に生まれています。

2007年、映画「キネマの大地(紀録黎明)」で日本生まれの華僑を演じ、主演をつとめた事でも注目を集めます。

主な出演作に「スマグラー」「禅 ZEN」「図書館戦争」など。

台湾人の父親を持つことから、中国語も堪能な俳優さんです。

「鎌倉殿の13人」でも中国・南宋出身の技術者・陳和卿を演じて、流ちょうな中国語を披露されています。

 

 

おわりに

今回は「鎌倉殿の13人」陳和卿(ちんなけい)が実朝の宋船を作ったのは本当?」と題して、お伝えしました。

源実朝が、3代目鎌倉殿としての威厳を見せるために巨大な船を造るほどの強い思いを持った方だとは思わなかったので、また一つ勉強になりました。

 

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