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【ブギウギ】鈴子が花咲を不合格になったのは史実?笠置シヅ子が宝塚歌劇団を落ちた理由も調査

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NHK朝ドラ「ブギウギ」。

ヒロイン・花田鈴子のモデルとなっているのは、ブギの女王と言われた・笠置シヅ子さんです。

ドラマ第1週では、少女時代の鈴子が花咲少女歌劇団の試験に不合格となったのですが、これは史実通りなんでしょうか?

気になったことを色々調査してみました。

それではどうぞ。

 

ブギウギで鈴子が花咲少女歌劇団を不合格のネタバレ

まずは、ドラマ「ブギウギ」のストーリーを簡単に見ていきます。

主人公の花田鈴子は歌と踊りが大好きな女の子。

実家の銭湯で常連客たちに歌と踊りを披露していました。

鈴子の生きていた時代は、小学校を卒業する時に次の進路を決めることになっていました。

当初は、実家の銭湯を継ごうと思っていた鈴子。

ですが親友のタイ子ちゃんの「歌が上手いんやから花咲受けへんの?」の言葉がキッカケで、初めて、「花咲少女歌劇団」のことを知ります。

「花咲少女歌劇団」は、ヨーロッパの歌と踊りを取り入れた、当時大人気の歌劇団。

タイ子から話を聞いて、「歌って踊りながら暮らせるんだ・・・」と憧れる鈴子。

しかし、花咲少女歌劇団に入団できてもお金がかかるし・・・と躊躇します。

父梅吉も、「卒業後のことはのんびり決めれば良い。」と言うものの、まずます悩んでしまう鈴子。

 

それでも、母ツヤから「人は自分がこれや!思うところで生きていくんがええ。」というアドバイスをもらいます。

 

はな湯で薪を割って働いてる・ゴンベエさんも「鈴子ちゃんの歌を聞いてると明るい気持ちになれるなあ。」の言葉に背中を押され、花咲少女歌劇団に入る決意をします。

そして歌と踊りの稽古に励んで、ついに試験を受ける鈴子。

試験の手ごたえは上々で、鈴子は自信たっぷりでした。

ですが「花咲少女歌劇団」に合格となりませんでした。

母ツヤに「自分よりも歌も踊りも下手な子が受かっている!」と言う鈴子。

一体どうして不合格となったのでしょうか?

そして、モデルとなった笠置シヅ子さんの史実はどうだったのでしょう?

 

 

【ブギウギ】笠置シヅ子は宝塚歌劇団に不合格?落ちた理由も調査

ここからは、笠置シヅ子さんの実話について見ていきます。

ブギウギに登場する「花咲少女歌劇団」のモデルは「宝塚歌劇団」です。

宝塚歌劇といえば、1913年に小林一三さんが「宝塚唱歌隊」を設立し、その後すぐ「宝塚少女歌劇養成会」と改称された歌劇団です。

創立者の小林一三さんといえば阪急電鉄の創始者。

前枠放送の、朝ドラ「らんまん」にも登場していました。

1919年に養成会を解散し「宝塚音楽歌劇学校」が設立され、同校の生徒と卒業生で、宝塚少女歌劇団が作られました。

ということは、笠置シヅ子さんも宝塚少女歌劇団を受けたのでしょうか?

ブギウギの花田鈴子が「花咲少女歌劇団」を受けたように、笠置シヅ子さんも、小学校を卒業すると宝塚歌劇団を受験していました。

しかし結果は不合格だったんです。

歌と踊りが大好きだった笠置シヅ子さんですが、なぜ不合格になってしまったのでしょうか?

笠置シヅ子さんは、ドラマと同様に両親ともに芸事が好きだったことから、日本舞踊や三味線を習っていました。

実は、浪曲の歌劇団の依頼で子役として舞台に立ったこともありました。

なので、歌唱力と踊りは申し分無かったはずです。

実は笠置シヅ子さん、小柄で150㎝ということで、身長が足りなかったんだとか。

また極度の痩せ型だったため、「過酷な宝塚生活に耐えられないのでは?」との宝塚側の判断により不合格となってしまったとのことです。

技術はあるのに、身長が足りない、小柄という理由で落ちてしまう、というのは確かに悔しいですよね。

ですが宝塚歌劇団の、身長と体力に関しての規定は2023年現在もそのまま守られてるんですよね。

というのもあまりにも小柄だと、舞台に映えが難しいから、のようです。

それと、舞台はほぼ毎日のように開催され、当然ながら舞台前の稽古も、お客様にお見せするということから、体育会系並み、もしくはそれ以上の体力がないとついていけないほど、舞台で演じるというのは、華やかでありながら、実態は過酷なものがあるんですよね。

そういう面も考慮して、不合格となったのでしょう。

 

 

笠置シヅ子が宝塚を落ちた後の史実について

宝塚少女歌劇団を落ちてしまった笠置シヅ子さんは、不合格となった際、「おすましで気ドリ屋で性に合わんわ!」とぼけてみせたそうです。

その後、どうしたのでしょう?

実は当時、宝塚に対抗して作られたのが、松竹歌劇団でした。

笠置シヅ子さんは、その事務所に押しかけていったそうです。

募集がなかったことから、事務員に追い返されてしまうのですが、ひるまず続けると相手が根負け。

楽屋に連れて行ってくれました。

そしてその時に会うことができた音楽部長の「松本四郎」さん。

どうしても松竹歌劇団に入りたいと熱意を伝えます。

笠置シヅ子の気迫に負けた松本四郎さんは入部を許可したそうです。

小学校を卒業したばかりの女の子の行動力とは思えないですよね。

笠置シヅ子さんは、あまり体が強くなかったのですが、松本四郎さんはシヅ子さんのことを気に入って、体調を案じて牛の生き血を飲ませていた、というエピソードがあります。

牛の生き血って良いんですね。

鯉の生き血は聞いたことがありますが。

その後、笠置シヅ子さんは「三笠静子」という名前でデビュー。

昭和9年には努力を重ねた結果、トップスター10選に選ばれました。

そんな松竹歌劇団は、「ブギウギ」では、「梅丸少女歌劇団(USK)」として登場します。

蒼井優さんがUSKのトップスター娘役です。

そして笠置シヅ子さんと同様に、「梅丸少女歌劇団(USK)」に入団して、スターへの第一歩を歩んでいくことになります。

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