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源実朝が結婚しても跡継ぎの子供がいないのは実話?和歌の内容が衝撃だった【鎌倉殿の13人】

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NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第39話が10月16日に放送されます。

39話では、3代目鎌倉将軍・源実朝のその後について描かれてますが、

和歌の内容が実は衝撃的なんですよね。

今回は、源実朝の和歌の内容や跡継ぎの子供について史実と照らし合わせて調査してみました。

 

【鎌倉殿】実朝はゲイで北条泰時が好きだった?史実はどうだったのか?

「鎌倉殿の13人」第39話では、源実朝が実はゲイ(男性が好き)で、北条泰時(坂口健太郎)のことが好きなのでは?と思わざるを得ないシーンがあります。

実朝は正室である千世とのあいだに結婚後も子宝に恵まれませんでした。

とはいえ、将軍職に就くものですから、実兄の頼家(金子大地さん)の嫡男で遺児の善哉を猶子にします。

そして実朝は疱瘡という重い病を患ったこともあり、政に本格的に取り組めません。

その様子を見た義時はここぞとばかりに、当時の訴訟事をさばいていきます。

その訴訟にサインをするだけの実朝は葛藤します。

そんな悩んでいる実朝を泰時(坂口健太郎さん)が励ますのですが、喜んだ実朝が自身の気持ちを和歌にしたためて手渡しました。

当時の実朝の読んだ和歌は評判が良いものでした。

和歌の第一人者・藤原定家に認められていたほど。

ところが泰時に渡した和歌が実は、恋する気持ちを詠んだもので、間違えて渡されたと思った泰時は実朝に返しに行くんです。

すると実朝はやるせなく泰時を見つめて、別の和歌を詠み渡しました。

「大海の 磯もとどろに 寄する波 われてくだけて さけて散るかも」

(『金槐和歌集』より)

意味→大海の磯の岩肌を響かせて打ち寄せる波が、割れて砕けて裂けて散ること

実朝の心が波のように砕け散ったということでしょうか。

実朝は、寂しい気持ちで泰時を見送りました。

また実朝はこの頃、子供ができないことで、千世が深く悩んでいることを知って、千代に秘密にしてきた悩みを打ち明けます。

世継ぎを作ることができないのは、あなたのせいではなく、どうしてもそういう気になれない…」というものでした。

実朝を演じる柿沢勇人さんのエグイ歌唱力

 

 

第35話の実朝のゲイの伏線があった?39話でも

第34回「理想の結婚」で、実朝が北条義時(小栗旬さん)に結婚について「私はやはり、そのお方をめとらなければならないのか。後戻りはできぬということか?」と言って、泰時を切ない表情で見つめるシーンが実はありました

そして第35話では、泰時に結婚生活の感想を聞いてます。

泰時が「なかなか気の強いおなごで、叱られてばかりです」と答えると、実朝は「不思議だな。文句を言ってるのに、のろけにしか聞こえない」と笑って、気晴らしに出かけたいと言い出します。

この時は政略結婚が嫌で、好きな人と結婚できて羨ましいという意味かと思いました。

が、泰時のことが好きで言っていたのではないでしょうか?

また、和田義盛の家でシシ鍋を食べた後に、面白いところにお連れしますと言われて連れていかれた歩き巫女のおばば(大竹しのぶさん)に悩みを相談。

おばばは、実朝を見てすぐに「悩みがあるようだな」と言い、「私の思いとは関わりないところですべてが決まった」と、政略結婚について話しています。

「お前さん…」と言いかけた後、「まぁいい悩みは誰にもある」と助言を始めます。

「これだけは言っておくよ。お前の悩みはどんなものであっても、それはお前ひとりの悩みではない。

はるか昔から、同じことで悩んできた者がいることを忘れるな。

この先も、お前と同じことで悩む者がいることを忘れるな。悩みというのは、そういうものじゃ。お前ひとりではないんだ。決して」

実朝は涙して、「気が晴れたか」と言われると切ない笑顔で応えました。

10月7日放送のあさイチで、柿澤勇人さんはこのシーンで泣くつもりはなかったが、三谷幸喜さんに「泣いてもいい」と言われて、大竹しのぶさんと演技をするうちに涙が出てきたと話していました。

10月16日放送の第39話では、鶴丸が弓矢を射る場面があり見事命中したのを見て、泰時が嬉しそうに鶴丸と抱き合うシーンが。

その二人の姿を見て何とも言えない表情を浮かべています。

実朝は史実でもゲイなのか?

源実朝の史実を吾妻鏡(あづまかがみ)から調査してみました。

「吾妻鏡」とは、鎌倉時代に成立した、日本の歴史書。

鎌倉時代の初代将軍・源頼朝から6代将軍までの、将軍記です。

ですが、ゲイという史実はありませんでした。

正妻や側室との間に後継ぎを作る時代に側室を持たず、正妻との間に子供がいなかったことから、今回のNHK大河ドラマではそのようにもとれるような描かれ方になったのではないでしょうか?

歴史学者の五味文彦さんは、「実朝に最も直接的な影響を与えたのは北条泰時であった。」と話しています。

そんなところからも泰時のことが好きという設定になったと思われます。

当時の文献で、源実朝が「男性好きです」とはっきり書かれた文書は残っていません。

でも令和の時代でも、男女共に、同姓が好きという方はいらっしゃいますので、

鎌倉時代にこのような逸話が実はあってもおかしくはないのかな?と思いました。

個人的には、如何様にも想像を膨らませることが出来るような、第39話のストーリー展開が、興味深くて面白かったです!

まさかNHK大河ドラマで、BL物となるとは・・!

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