この記事は、2025年1月より放送される、NHK大河ドラマ「べらぼう」に登場する、
小芝風花さん演じる、花の井(はなのい)について書いてます。
花の井(はなのい)は、吉原の老舗妓楼・松葉屋を代表する遊女で、
主人公の蔦屋重三郎(横浜流星)とともに親に“捨てられ”吉原で育った“幼なじみ”です。
そんな、花の井(はなのい)のモデルは誰なのでしょう?
どんな人物だったのか?調査しました。
NHK大河【べらぼう】小芝風花さん演じる花の井のモデルは誰?
\#大河べらぼう 出演者発表/
2025年 大河ドラマ
【べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~】#蔦屋重三郎(#横浜流星 さん)の幼なじみで、“伝説”の遊女
花の井(五代目瀬川)役が#小芝風花 さんに決まりました!☀小芝風花 さんは本日(2/19)放送の「あさイチ」にも出演予定です!https://t.co/cNuXV1jflz
— NHKドラマ (@nhk_dramas) February 18, 2024
NHK大河ドラマ「べらぼう」に登場する、遊女・花の井(五代目瀬川)のモデルとなったと思われる人物は、放送前の2024年時点では、正式には発表されていません。
NHKの公式サイトによりますと、花の井については、こんな人物像が描かれてます。
吉原の老舗妓楼・松葉屋を代表する遊女。蔦屋重三郎(横浜流星)とともに親に“捨てられ”吉原で育った“幼なじみ”で、何でも話せる良き相談相手。時に蔦重を助け助けられながら、共に生まれ育った吉原の再興に尽力する。
やがて、とある理由から長らく途絶えていた伝説の遊女の名跡“瀬川”を継ぎ、その名を江戸市中に轟かすこととなる…
五代目・瀬川は史実に残る“名妓”として知られ、1400両(現在のおよそ1億4000万円)で落籍された出来事やその後の悲運な人生が戯作などで語り継がれることとなる“伝説”の遊女。
引用元:https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=41453
高尾太夫(たかおだゆう)がモデル?
小芝風花さんが演じる、遊女・花の井は、三大遊女の一人・高尾太夫がモデルではないでしょうか?
高尾太夫は、吉原で最も有名な遊女で、その名にふさわしい女性が現れると代々襲名された名前です。
代々襲名ということで調べてみると、11代目まで襲名があり、
蔦屋重三郎は、史実では1750年生まれなので、史実に照らし合わすと、
6代目・榊原高尾あたりだと思われます。
越後高尾とも言われていて、寛保元年(1741年)、播磨姫路藩15万石の当主・榊原式部大夫(榊原政岑)に落籍されて、国元へ従って行きます。
政岑は高尾を姫路城内西御屋敷に住まわせるのですが、徳川吉宗による倹約令で質素倹約が進められている中、政岑の贅沢な振る舞いが吉宗の怒りを買い、要地の姫路から、僻地であり懲罰転封先として知られる越後高田への転封を命じられます。
それにともない、高尾太夫は高田への転封に同行しますが、数年で政岑が死亡。
その後は側室のお岑の方に呼ばれて江戸に戻り、上野池の端の榊原家下屋敷に移り住みます。
剃髪して連昌院と号し、菩提を弔いつつ過ごし、天明9年(1789年)1月19日、30余歳(79歳説有)で病死した、とされています。
放送がスタートして分かったことがあれば、こちらにて情報を更新していきます!
蔦屋重三郎に幼なじみの遊女がいたのは本当?
べらぼうの大河ドラマでは、蔦屋重三郎の幼なじみとして登場する、花の井。
史実でも、蔦屋重三郎に遊女の幼なじみがいたのでしょうか??
蔦屋重三郎という人物にそのような史実は、現時点では見つかっていません。
蔦屋重三郎は、版元(出版人)としての記録は残されているものの、
周囲にそのようなかかわりのある女性がいたかどうかは分かっていません。
ですが今回、NHK大河ドラマとして取り上げられることで、
幼なじみの遊女がいた、という史実が歴史の研究をされてる方々により明らかになる可能性がゼロではないでしょう。