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【光る君へ】直秀(毎熊克哉)が実在する散楽の一員は本当?謎の男の正体を調査

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この記事は、NHK大河ドラマ「光る君へ」で、毎熊克哉さん演じる直秀についてお伝えしています。

「光る君へ」に登場する、直秀の正体は、実在の散楽隊なのでしょうか?

藤原道長や紫式部とも関係しているのは本当でしょうか?

分かったことをお伝えします。

【光る君へ】直秀(毎熊克哉)が実在する散楽の一員は本当?

毎熊克哉さん演じる直秀は、第2話のラストより登場。

まひろ(吉高由里子さん)が歩いていると盗賊風情の男・直秀とぶつかります。

直秀は盗賊と間違われた男を助けるために、放免(検非違使の部下)に石をぶつけて追われていました。

直秀が逃げていくと、放免がやってきてまひろに男の行方を尋ねます。

まひろは別の方を指さしたのですが、そこにいた藤原道長(柄本佑さん)が、盗賊と間違えられて捕まってしいます。

この逃げていった直秀の正体が何者なのか?

公式サイトで紹介されています。

町辻で風刺劇を披露する散楽の一員。

当時の政治や社会の矛盾をおもしろおかしく批判する。

その自由な言動に、まひろ(紫式部)と藤原道長は影響を受ける。

一方で、本性のわからない謎めいた男でもある。

引用元:公式サイト

 

直秀は散楽隊(さんがくたい)の一員。

散楽とは、奈良時代に大陸から伝わったもので、滑稽な物真似や短い寸劇などを披露して庶民を楽しませる芸の一種。

散楽たちが演目を通じて、当時の政治や社会の矛盾を面白おかしく風刺していたと言われています。

そうなると、散楽隊の直秀は、実在の人物?

調査すると、ドラマオリジナルの登場人物であることが分かりました。

 

 

【光る君へ】直秀の正体!「帰るのかよ」藤原道長との関係について

第3話で、直秀の素性がさらに明らかになります。

直秀と間違えられ、捕らえられた道長は人違いだと判明して釈放されます。

一方、まひろは捕まった道長の身を案じていました。

すると、真尋の家の屋根伝いを、人目を忍んでやってきた男がいます。

その男は、道長が捕まるきっかけになった直秀。

直秀は「道長が無事である。」と言い、塀の向こうに消えていくのでした。

真宙はこの直秀が何者なのか?

弟の太郎(高杉真宙さん)に自分が書いた似顔絵を持たせて、調べるように命じます。

しかし直秀は見つかりません。

落胆するまひろ。

そんなある日、まひろは、父・為時(岸谷五朗)から、右大臣の娘・倫子(黒木華)の歌会に参加するよう命じられます。

歌会からの帰り道、まひろは辻で公演されている散楽に立ち寄ります。

すると、散楽を演じる一人の人物の立ち回りによって、まひろは向かい側にいた道長と再会します。

と同時に、直秀が散楽隊の一人であることを、まひろと道長は知ることに。

直秀は、後々も、まひろと道長に大きな影響を与えます。

 

【光る君へ】直秀の本当の正体は盗賊?

5話(2月11日放送)以降の「光る君へ」で、直秀の本当の正体が盗賊であることが明らかになります。

直秀は散楽の一員として活躍している人物ですが、実は変装をして窃盗しているシーンが4話でも描かれていました。

又、直秀は劇中「盗んだものを貧しい人に分けてあげる盗賊もいる。」と語っている場面があります。

貴族のことを揶揄するような内容の散楽を行っているとともに、貴族の屋敷に盗みに入るということを行っている直秀。

直秀はその言葉通り、貴族の屋敷から盗んだものを貧しい人たちに分け与えている義賊でした。

 

 

【光る君へ】直秀の最期!検非違使の忖度で鳥野辺で亡くなる結末

(ここからは、直秀の最期についてネタバレ含みますので、見たくない方は飛ばしてください)。

直秀を演じる毎熊克哉さんは、NHK公式ガイドブックのインタビューで、散楽のメンバーは悲惨な最期を迎えると明かしています。

直秀は、まひろと道長との交流を通じて、大事なことをたくさん得ていく。

その運命を象徴するような終わり方が、とても悲しく、美しいもののになっているとのこと。

第7話では、まひろが直秀を訪ね、自分が考えた散楽の筋書きを話します。

右大臣家の面々を猿に見立て、猿たちが神のふりをしたキツネに騙されるという話です。

まひろの筋書きを直秀ら散楽一座が上演すると観客に大いに受けて評判を呼ぶことに。

ところが話を聞きつけた、右大臣家に仕える武者たちの耳に入り、乱闘騒ぎになります。

7話後半で道長が打毬の試合に出ることになるのですが、藤原行成が出れなくなったので、急遽、直秀を「腹違いの弟」として参加することに。

8話では、雨が降ったため道長と直秀たちは着替えることになるのですが、直秀の左腕の傷を見た道長は、自分が以前盗賊に向けて放った矢の事を思い出します。

第9話にて、直秀とその仲間たちは、東三条殿(道長一家の家)に押し入ったことで警護の武者たちに捕えられてしまいます。

「誰かを殺めたわけではない。命まで撮る必要はない。」と、道長(柄本佑)は武者たちに言い含め、検非違使(警察)へ身柄を引き渡すよう命じるとともに、

盗賊たちが捕まった獄中においても、検非違使に賄賂を渡し「手荒なことはせずに、早めに解き放ってくれ。」と頼むのでした。

道長の賄賂のおかげなのか、獄中では取り調べが減り、直秀とその仲間たちは呑気に歌を歌うなどしていたのですが・・・

後日、直秀らは流刑と決まったため、道長はまひろと共に直秀の元へ向かうのですが、出向いた先に直秀の姿はありませんでした。

行き先は鳥辺野。

そう聞かされたことで、道長とまひろは急いで鳥辺野へ向かいます。

鳥辺野とは、屍を捨てる場所。

たくさんのカラスが周囲を飛び回っていました。

道長とまひろは、鳥辺野で無残な姿で殺された直秀とその仲間たち7人の亡骸を発見。

道長の賄賂を「内々に殺しておけという意味だと履き違えた説」

「道長の大事なものだと分かったので、右大臣家を憎く思う敵に逆に弱みを知らせてしまった説」

どちらかはお茶の間の視聴者の想像に・・という感じがしました。

 

 

【光る君へ】直秀のモデルや元ネタの人物は実在する?

直秀は、町で風刺劇を演じる散楽の一員、そして盗賊なのですが、モデルになった人物はいるのでしょうか?

実際、直秀に対してSNS上では、権力・地位を失った陥落貴族や、貴族の落し胤(身分の高い人が正妻以外に産ませた子供)なのでは?との声が挙がっています。

その理由の一つに、貴族であるまひろや道長に好意的だから。

もう一つの理由が「直秀」という名前があるから、というもの。

確かにこの時代、貴族ではない身分の者にこのようなしっかりした名前が付いてるのは考えられにくいです。

直秀は実在モデルはおらず、ドラマオリジナルのキャラクターであることが分かりました。

実は史実では、平安時代に貴族で盗賊だった藤原保輔(ふじわらのやすすけ)がいるので、直秀のモデルでは?との声もSNS上で挙がっていました。

【藤原 保輔】

  • 平安中期の貴族で盗賊
  • 「袴垂(はかまだれ)」と呼ばれ伝説となっている
  • 「今昔物語」などの史実にも登場

ということで、モデルがいるのか?調査してみますと、脚本家の大石静さんのインタビュー記事から、直秀はオリジナルで設定したと語られていました。

なぜ直秀は史実と異なるオリジナルキャラクターなのでしょう?

その理由はこちら↓です。

「光る君へ」の主人公・紫式部は貴族。

貴族は1,000人(当時)とかなり少なかった。

貴族の世界だけだと偏ってしまうので、庶民の視点を描いておきたいと思った。

Yahoo!ニュースの記事より

 

直秀は庶民代表として登場させたかったと語っていました。

確かに、煌びやかな貴族の世界も素敵ですが、庶民の視点が取り入れられていると、当時のことなどがイメージしやすくなります。

又、大石静さんはこのようなことも語られてます。

当時でも、貴族は1000人くらいしかいなかったらしいんです。つまり、日本人の中ではごくごく少数。

それなのに、圧倒的多数だった庶民の目線を一つも入れず平安時代を描いていいのか?と思いました。

https://steranet.jp/

貴族の視点から見た平安時代だけではなく、圧倒的多数だった庶民の視点を入れた平安時代を描くため、直秀というオリジナルキャラクターを登場させたとのこと。

また、大石さんは「当時は朝廷の政治を批判するという精神は、庶民にはまだ育っていなかったそうです。」と仰るとともに、

「きっと、庶民の中にも批判精神を持った人はいただろうと思って、直秀をオリジナルで設定しました。」とも仰っています。

貴族に対する風刺劇を演じる散楽隊の一員であり、貴族の屋敷から金品を奪い貧しい人たちに分け与える義賊の一員として直秀が登場するのは、「朝廷の政治批判精神を持った人物」の象徴なのでしょう。

 

 

【光る君へ】毎熊克哉さんwiki経歴プロフィール!「セクシー田中さん」が話題

ここからはあらためて、直秀を演じる、毎熊克也(まいぐま かつや)さんの経歴をご紹介します。

  • 本名 毎熊 克也(まいぐま かつや)
  • 別名義 毎熊 克也(旧芸名)
  • 生年月日 1987年3月28日(2024年現在、36歳)
  • 出生地:広島県福山市
  • 身長 :180 cm
  • 血液型: A型
  • 所属事務所 :アルファエージェンシー

毎熊克哉(まいぐまかつや)さんは、3歳の時に見た映画『E.T.』で映画に興味を持ったとのこと。

毎熊克哉さんは、高校を卒業後は映画監督を志して上京。

専門学校に入るものの、思い描いた芝居が演者になかなか伝わらなかったことがきかっけで、自分がやった方が早い!と思い、俳優になることを決意。

専門学校卒業後に俳優に転身してからは、2010年ころから舞台を中心に活動をスタート。

演出家のヨリコジュンさんのもとで芝居を学び、2010年に舞台『TIC-TAC』で初舞台にして初主演を務めます。

とはいえ、この頃はまだ、俳優として食べていくことは難しく、引っ越しのアルバイトをしながら俳優を続けていました。

そんな中、カトウシンスケさんとともにダブル主演を務めた『ケンとカズ』が2015年の第28回東京国際映画祭にて日本映画スプラッシュ部門で作品賞を受賞。

2016年7月に劇場公開され、注目されるように。

この映画は、自主映画としては異例の3か月以上にわたるロングランを記録。

ちなみに「ケンとカズ」の監督は、専門学校時代の同級生・小路紘史さん。

この映画がキッカケとなって、スポニチグランプリ新人賞の受賞など多くの賞を受賞。

30歳の遅咲きのブレイクが話題になりました。

毎熊克哉さんの出演作品について

次に注目を集めたのは、朝ドラ「まんぷく」で演じた塩軍団の一人・森本役です。

中尾明慶さんら塩軍団の中心メンバーの一人で、不愛想なキャラが、お茶の間の人気となりました。

それ以降も、連続ドラマに多数出演しています。

上白石萌音さん主演の、TBS火曜ドラマ「恋はつづくよどこまでも」(恋つづ)に出演。

佐藤健さん演じる天堂の同期で、優しく気遣いが出来る医師・来生を演じました。

毎熊克哉さんが演じた循環器内科の医師・来生晃一に当時、「来生先生のあの優しさやばい」「来生先生けなげ過ぎて泣ける」などの声が多く挙がりました。

NHK大河ドラマ「どうする家康」では裏切り者の大岡弥四郎役で出演。

同年に、木南晴夏さん主演の「セクシー田中さん」にもレギュラー出演しています。

主人公の田中さんが気になりつつも、女性に失礼な態度ばかりしてしまう商社マンの笙野役を演じました。

原作漫画通りのキャラクターがドラマでも大きな話題を呼びました。

 

 

毎熊克哉(まいぐまかつや)さんの下積み時代が話題

毎熊克哉さん、光る君への直秀役でさらなるブレイクとなりましたが、現在に至るまでの下積みエピソードが話題です。

地元でダンス講師をしていた母親が見ていた某ダンサーの動画に影響を受けて、高校時代からダンスに打ち込んだ、毎熊克哉さん。

一時は振付師になることも考えたほどでしたが、高校卒業後、映画の専門学校に入学。

監督コース専攻で学び、途中から俳優として同級生らの作品に出るようになります。

専門学校を卒業後、芸能事務所に所属するも、エキストラや名前のない役を演じるなど、下積み時代が続いています。

2015年に専門学校の同級生・小路紘史監督の自主制作映画『ケンとカズ』に主演したのが、転機となります。

同作は東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門作品賞を取り、毎熊も毎日映画コンクールのスポニチグランプリ新人賞などを受賞しています。

バイト先の引越会社から正社員にならないかと誘われていた

同作のカメラマン・山本周平氏が雑誌のインタビューで話しています。

小路紘史監督によると、「監督や役者らの情熱で作られた映画です。現場では小路監督や毎熊君はお互いに意見をぶつけ合っていた。

自主制作なので予算がなく、スタッフも友人らの手を借りて10人以下。

監督が撮影しながら音声録音をして、毎熊君もロケ用の荷物を運んだり、川辺で自分でメイクすることもありました」

「毎熊の衣装代に2万円かけるので精一杯でした。

毎熊は1日かけて一緒に衣装を探してくれたり、本編の編集やアフレコにも付き合ってくれた。

当時、毎熊はアルバイト先の引越会社から正社員にならないかと誘われていたんです。『この作品がヒットしなかったら、正社員になっていた』と後に打ち明けてくれました」

『ケンとカズ』の公開から1年後の17年頃には一般人女性と結婚。

「奥さんとは仲が良く、2人でゲームをして遊んでいるんだとか。

シャイな部分があり、大勢の飲み会が苦手な毎熊さん。

寡黙で打ち解けるまで時間がかかるタイプなのだとか。

2019年、毎熊に舞台『後家安とその妹』の出演をオファーし、演出を手掛けた俳優の豊原功補さんは、「毎熊君は底辺から高いところまでの人間の機微を表すことができる。

尖ったところを感じさせつつ、心の中に温かいものを持っていそうな、独特の色気がある。

これは彼が元来持ち合わせていたもので、後で身につくものではありません。」と評されてます。

他にも、毎熊さんそっくりだと言われてる実家の父も「(大河出演は)ありがたいことでございます。(ファンの皆さんも)見守ってくださっていて。」と、今回の出演を喜んでおられるそうです。

 

 

直秀「光る君へ」正体・おわりに・・

今回は「光る君へ」で毎熊克哉さん演じる散楽隊の直秀についてお伝えしました。

散楽とは滑稽なモノマネや短い寸劇を行う芸のことを言います。

奈良時代から存在していて、平安時代に有ったものになりますが、直秀というキャラはドラマオリジナルの人物であることが分かりました。

第2話から登場している直秀は、主人公のまひろや藤原道長の今後に、大きな影響を与える人物となりました。

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まひろ(紫式部)の幼少期を演じるまひろの子役さん

藤原道長の幼少時代(三郎)は子役の木村皐誠さん

まひろの弟・太郎の子役は、湯田 幸希(ゆだ こうき)くん。

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