この記事は、2024年4月1日より放送される、朝ドラ「虎に翼」に登場、岡部たかしさん演じる寅子の父・猪爪直言（いのつめ なおこと）ついて書いてます。
猪爪直言（いのつめ なおこと）、法律を学びたい寅子の夢を応援してくれるという、この時代にの男性にしては柔軟な考えの持ち主です。
そうすると、寅子のモデル・三淵嘉子さんの父・猪爪直言さんもそうだったのでしょうか？
三淵 嘉子さんの父・武藤貞雄さんについて、どんな人物だったのか？調査しました。
朝ドラ【虎に翼】寅子の父・猪爪直言(岡部たかし)のモデルは武藤貞雄さん!
朝ドラ「虎に翼」に登場する、岡部たかしさん演じるのは、寅子の父・猪爪直言です。
猪爪直言（いのつめ なおこと）は、大抵の事は笑って許してくれる優しい父親です。
ですが、妻のはる（石田ゆり子）にはどうも頭が上がらないようで、恐妻家のようです。
法律を学びたい寅子の夢を応援してくれています。
寅子は「結婚が女性の幸せのすべてなのだろうか？？」と、常に疑問を持っているのですが、そんな娘に対して、理解を示してくれる父であり「女性もこれからは仕事をして好きなように歩めばよい！」という、この時代を生きている男性としては非常に柔軟な考えの持ち主です。
岡部たかしさんのビジュアルから、個人的には長澤まさみさんが主演をつとめたドラマ「エルピス」で、パワハラプロデューサー・村井喬一の役柄の印象が強く、怖い感じに見えてしまいそうになりますが、「虎に翼」では全く違うようです。
そんな猪爪直言のモデルとなったのは、三淵嘉子さんの実父である・武藤貞雄さんです。
武藤貞雄さんは、台湾銀行に勤務ていて、海外にも赴任した経験があることから、娘の三淵嘉子さんの出生地はシンガポールです。
武藤貞雄さんも、寅子の父・猪爪直言のように、女性の社会進出に対して肯定的な考えを持っていた人物です。
調査してみますと、武藤貞雄さんの実家は丸亀藩の御典医だったことが分かりました。
なので、武藤貞雄さんは当初、三淵嘉子さんに医者になってほしいという願いがあったんだとか。
実際は、三淵嘉子さんは血を見ることがダメだったため、医者になることを断念し、法律の道を志した、というエピソードがあります。
【虎に翼】寅子の父のモデル・武藤貞雄さんは会社の重役・工場経営者としての顔も持っていた
寅子の父のモデルとなった、武藤貞雄さんは経営の才覚がありました。
台湾銀行での勤務後、紡績会社の重役を経て、川崎市・登戸で発煙筒や焼夷弾を製造する工場を営むようになりました。
岡部たかしさん扮する猪爪直言のスーツ姿は、当時としてはかなり身なりが立派です。
朝ドラでは、仲野大賀さん演じる書生・佐田優三（さだ ゆうぞう）を下宿生としてむかえる設定となっているので、それなりに裕福な生活を送っていることが分かります。
そんな武藤貞雄さんですが、晩年は肝硬変で昭和22年に病死されています。
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