この記事は、NHK大河ドラマ「光る君へ」に和泉式部がいつからいつまで登場するのか?
和泉式部を演じるキャスト・泉里香さんの演技力や、見どころについてお伝えしています。
【光る君へ】和泉式部がいない理由は何?登場はいつから?
「光る君へ」のドラマは、まひろ(紫式部)と藤原道長が「ソウルメイトの関係」として描かれ、お2人が惹かれあいながらの関係性が描かれているのが興味深いです。
ですが、周囲の登場人物も気になります。
第3話では、まひろが父・為時から左大臣・源雅信の娘・倫子ら身分の高い姫君らが集う和歌の勉強会に参加を勧められ出かけます。
そこには赤染衛門がいました。
◆◇◆◇◆
女流歌人。源倫子の女房であり、さらに一条天皇の中宮となる娘の藤原彰子にも仕えた。姫たちに学問を指南するうちに、文学好きなまひろ(紫式部)とも交流することになる。#光る君へ
来週に続きます。 pic.twitter.com/pvXW4fZ8dh
— 大河ドラマ「光る君へ」(2024年) (@nhk_hikarukimie) December 8, 2023
さらに第6話では、清少納言が父である清原元輔(きよはらのもとすけ)とともに登場。
後の女房となる女流歌人たちが出てきているのですが、15話の時点では、和泉式部の登場はありませんでした。
和泉式部は、正確な生没年は不明な人物です。
ですが紫式部と同時期に彰子中宮に仕えていたとされています。
なので、もうそろそろ登場していてもおかしくないと思うのですが、第6話が放送された時点でも、和泉式部は出ていません。
和泉式部は登場しにくい理由があるのかな?と思い、色々と調査してみました。
【光る君へ】和泉式部はどんな人?
和泉式部の簡単な経歴は↓以下の通りです。
和泉式部の簡単な経歴
- 生没年 不明
- 職業 歌人
- 仕えた人 彰子(道長の娘)
- 階級 中流貴族
- 子供 小式部内侍
石蔵宮・永覚 - 夫 橘道貞
藤原保昌 - 恋人 為尊親王→第63代・冷泉天皇の第3皇子
敦道親王→冷泉天皇の第4皇子
他にも多数の方と浮名を流す
調査してみると、和泉式部は情熱すぎる女流歌人で、生涯をかけて命がけの恋愛を数多くしてきた人であることが分かりました。
(平安時代好きの人には、良く知られた話のようですが、当ブログはまさか和泉式部がこんなスキャンダルな人と知らず、びっくりしました。)
和泉式部の恋愛の一番のスゴさは、帝の皇子(みこ)との恋でしょう。
冷泉天皇の第3皇子と恋愛関係になり、その皇子が亡きあと、その弟宮(冷泉天皇の第4皇子)と再び恋に落ちるという人。
この人を不動のスキャンダルの女王にしたのは二人の皇子との恋愛です。
さすがに同時進行ではなくて、第3皇子が亡くなった後に弟の第4皇子と恋に落ちます。
第3皇子との恋愛と死の理由について
和泉式部は貴族ではあるけれど、皇族と恋に落ちるような身分の立場ではありません。
ですが、第3皇子の為尊親王と恋に落ちます。
これで和泉式部自身は親に勘当されます。
もう一つの理由が、この第3皇子の為尊親王は疫病が流行る中、和泉式部に会いに行って命を落としています。
そのため、和泉式部は宮廷スキャンダルとして「親王を死に追いやった女」と言われたのです。
第4皇子との恋は、皇子が和泉式部にハマってしまった
第3皇子の為尊親王の死後、1年後にして、第4皇子となる弟の敦道親王は、兄の為尊親王を死に追いやった女を見てやろうというくらいの軽い気持ちで文を送ったとのこと。
ところが、和泉式部の歌のやり取りで敦道親王は、和泉式部の魅力にはまってしまいます。
弟の敦道親王ははマジメな人でした。
既に正妻がいるのに、和泉式部を自分の屋敷に囲います。
同じ屋敷に囲い込むと、正妻は出て行ってしまいます。
経歴の中でお伝えしましたが、和泉式部の身分は、中流貴族。
天皇家から見れば、雇人くらいのポジションです。
でも、実際にはその屋敷にいて第4皇子の子供が出来ます。
親王の子供ですが、皇族として並べられることなく、僧籍(お坊さん)となります。
第4皇子はこの後、数年後に亡くなり、弟の敦道親王も若くして亡くなったのでした。
和泉式部と恋愛関係だった第3皇子と第4皇子が道長の親戚は本当?「光る君へ」で描かれる内容?
2人の兄弟皇子と恋愛関係になった和泉式部ですが、なんとこの2人は、藤原道長の甥にあたる人物です。
どういうことかというと、藤原道長には円融天皇の女御で天皇の母になった「詮子」という姉がいます。
「光る君へ」では、吉田羊さんが演じています。
史実では、藤原道長にはこの「詮子」よりも年長の「超子」という姉がいます。
この「超子」が産んだのが、和泉式部の恋の相手の2人の皇子だったのです。
藤原家は娘が産んだ皇子が天皇になる事で権力を強大なものにしてきました。
和泉式部は藤原家にとっては、死神のような存在と言ってもいいのではないでしょうか。
ですが、藤原道長は娘「彰子」の女房として和泉式部を迎えています。
とはいえ、和泉式部が彰子に仕えたのはスキャンダルの後のことでした。
道長にとっては、その時にはもう和泉式部は年齢を重ねていたので、大丈夫という感覚だったのかもしれません。
「光る君へ」では初回放送から、吉田羊さん演じる「詮子」が長女として描かれています。
なので、和泉式部については、登場したとしても史実通りのスキャンダラスな面については描かれることはなく、女房の一人として登場するのみとなるのでは?と予想しました。
和泉式部の奔放さは、興味深いけど、内容的にインパクトがありすぎですよね。
「和泉式部日記」を漫画バージョンで読んでみる
【光る君へ】和泉式部のキャスト予想!
ここからは「光る君へ」に和泉式部が登場するとなったら、誰が演じるのか?予想してみました。
予想①:川口春奈さん
川口春奈さんが和泉式部を演じる、と予想しました。
川口春奈さんは、2020年に放送された大河ドラマ「麒麟が来る」に、濃姫役で登場。
当初沢口エリカさんが演じる予定でしたが降板したため、代役で登場。
この時の演技力が素晴らしく、高評価を受けました。
史実通りにかなりスキャンダラスな和泉式部を描くとなれば、川口春奈さんで見てみたい!との声もSNS上で挙がっています。
【光る君へ】和泉式部の登場はいつからいつまで?終わりに・・
今回は「【光る君へ】和泉式部の登場はいつからいつまで?」と題してお伝えしました。
当ブログでは、当初「光る君へ」を見ていて、花山天皇の乱れっぷりに驚愕していましたが、和泉式部のエピソードを知って、花山天皇にも負けず劣らずな女性だと思いました。
ただ、「光る君へ」はスキャンダルや色恋についても描いていく、、、と脚本家の大石静さんが公表されておられます。
となると、もしかしたら今後、和泉式部のドロ沼恋愛についても取り上げられる可能性があるのかもしれません。
大河ドラマ「光る君へ」に関して、以下の記事もチェックしてみてください↓
【光る君へ】直秀(毎熊克哉)が実在する散楽の一員は本当?謎の男の正体